今日!ついに我が家にも、とても小さいけれど、ウツボカズラがやって来ました。もう何度も、お世話になっている、
nhqjb441さんのYahooオークションで見つけて、落札させていただきました。
ウツボカズラは、子供頃からの憧れがある植物です。あれは、たしか?自分が小学校4年生の時だと記憶しています。
自分と同じクラスに、家が花屋さんの子供がいて、その子が学校にウツボカズラを持ってきたことがありました。当時、その子と自分は、生き物係をしていて、学校にある花壇、温室、小動物の世話をしていました。その花屋の子が、なぜ?学校にウツボカズラをもってきたのか?理由はわかりません、しかしそれを初めて見た時の自分は、すごい衝撃を受けたのをはっきり覚えています。
艶のある緑の葉の先に、10cmほどの壺の形をした葉がいっぱいぶら下がり、それが、虫を捕まえて食べるというので、子供の自分は、なんだか?わけわからんけれど、子供なりに感動して、虫を植物が食べるなんて、なんと不思議な植物なんだろう、そう思ったのです。
そこで、どうしてもウツボカズラが欲しくなり、その花屋の子の店に行き、ウツボカズラを見せてもらいに行ったところ、その時の値段にびっくりしたと覚えています。明確な値段は、はっきり覚えていませんが、たしか1500~2000円くらい、たしかそれくらいの値段です。その当時の自分の小遣いが、一月で300円くらいだったはずなので、小遣いの五ヶ月分をゆうに超えた、高値の花そのもです。親にウツボカズラが欲しいと言えば、こずかいを貯めて買いなさい!いま思えば、親の言葉としては、当たり前の言葉なのですが、子供だった自分には悲しい言葉でした。ウツボカズラと言う植物は、原産地が東南アジア、ボルネオが原産地です。なので、出回る時期は、初夏から夏がいちばん多い物です。なので、自分が初めてウツボカズラを見たのは、夏の事だったと思います。それで、ウツボカズラが綺麗に捕虫の壺を作るには、高い湿度が必要なので、温度、湿度が下がる季節になると、壺の部分から茶色に変色し、枯れはじめてしまいます。ウツボカズラと言う植物は、温度が10度以下になる日が続くと、完全に枯死してしまいます。要するに、園芸店、花屋の店先に秋から冬に売れ残りの物は、茶色く枯れた壺が付いたウツボカズラが残っていたりするわけです。子供だった自分は、その値段の安くなった、売れ残りウツボカズラを、自分の小遣いで買うことができたのです。
そしてやっと手にしたウツボカズラは、
日に日に弱っていくのです。子供だった自分は、ウツボカズラをビニールの袋で囲い、そうすれば温かくなって、生きてくれると思っておりました。
結果は言わずもがなです。そんなこんなで、ウツボカズラを育てるには、温める事が出来る施設がどうしても必要なのだとこれで学習して、簡易フレームに小型の電熱線のヒーターを用意して、ウツボカズラを育てるようになったのは、中学二年生になってからです。
しかしこれがまた大変で、電熱線のヒーターを使うと電気代が無茶苦茶にかかるのです。今の時代にある高性能な物ではないので、電気代が半端ではないのです。しかも、ウツボカズラが育つのが面白くて、冬にも生長する温度でヒーターを使い、親から苦情を言われるしまつ、そしてついに!、酷使して使っていたヒーターが焼き切れ、代わりのヒーターを買うこともできず、あっと言う間にウツボカズラは枯れました。
社会人になって、ウツボカズラを水槽で育てる方法を知りましたが、もはや手間が、かかる事に馴染めず、ウツボカズラを手にすることはありませんでした。
今回、ウツボカズラを育てるにあたって、魚を飼育している水槽の電灯を利用してみようと思います。要するに、ライトの出す熱を使って、冬を乗り越えさせて育てようと考えました。
さてさて、どうなりますやら、でももうすぐ春がやってきてくれるので、半年は枯らさないですむと思っております。