kaputarou’s blog

植物 釣り 雑談

心象植物

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自分が、いくつの頃なのか?全くにもってわからないのですが、漠然と覚えているのは、小学生の頃、遠足の時?
場所だけはっきり覚えていて、守山区小幡緑地公園、確か、小幡緑地公園の入り口から向かって右側に、ちょっとした土手で囲われた場所があって、湧き水なのか、川なのかよくわからなけれど、池というほど大きくなくて、水たまりと呼ぶには、大き過ぎる水の溜まった場所がありました。全て遠い過去の記憶なので、はっきりしたことではないのですが、季節は、梅雨前の晴れた日、その水たまりには、オタマジャクシやら、ヤゴ、水カマキリ、ゲンゴロウ、そして赤腹のイモリがうじゃうじゃいる場所でした。
その、場所に近づくと、ズック靴が泥に取られて、泥まみれになるような所で、でも子供の自分には、大変に魅力のある場所で、時を忘れさせてくれる場所でした。
そんな場所で、初めて見つけたのが、モウセンゴケ
赤く色づいて、ネバネバした粘液がキラキラ!まだ、それが食虫植物で、コモウセンゴケというものだとも知らずに
、で、先生に聞いたとか?誰かに聞いたとかの覚えはなく、たぶん自分で図鑑などで調べたのだと思うのだけど、
植物が虫を食べる!それにいたく関心を持ち、学校が休みの日に、自分から
出かけて、コモウセンゴケを取りに行った想い出が、朧げに残っています。
一度だけ、記憶をたどって、大人になってからその場所に行ったことがあります。もうその場所に水たまりは無く、コンクリートの歩道が敷かれていて、誰もが散歩しやすい場所に変わっていました。こんな自分の幼い頃の記憶が、今でも自分の中で生きていて、歳をとった今頃になって、コモウセンゴケを育てたいと強く思ってしまいます。野生のコモウセンゴケは、今では大変に貴重な植物です。だから採取しに行くわけにもいかないですし、体力もありません、ネットで見つけた栽培品を買って、それを眺めながら、遠い幼い頃の記憶、その風景を、なにやら惜しいおもいをもちながら、思いにふける今日この頃です。

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