kaputarou’s blog

植物 釣り 雑談

心象植物4

自分とサボテンの出会いは、中学1年生の時です。家から当時通っていた、桜ヶ丘中学校に行くのには、当時はアーケード街だった大曽根商店街をぬけていかなければなりませんでした。その大曽根商店街のちょうど中間くらいに、井上園芸と言う園芸店があって、いろいろな観葉植物やら、大好きなウツボカズラを眺めるのに、学校の帰り道、よく道草をくったものでした。
ある日、記憶が定かではないので、いつの季節だったか覚えてはいませんが、そのサボテンに出会った不思議な感動を、いまでもはっきり覚えています。
そのサボテンの名前は、兜丸と言うサボテンです。サボテンなのですが、鋭い棘などは無く、丸い?形、上から眺めると、きれいに八角形をしています。

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この写真のサボテンが兜丸です。
この兜丸は、稲沢市にあるサボテン屋さんにて、2500円で買い求めたものですが、直径で8Cmくらいのものです。
中学の時に初めて見た兜丸は、直径で、3Cmほどの小さな物で、兜丸の特徴の白点も、小さくみすぼらしい兜丸でした。そしてたしか?値段は500円でした。そのはじめて見た兜丸を買い求めて、その当時育てていた、ウツボカズラと同じフレームに入れてしまいました。
まだ、その頃の自分は、サボテンは暑い砂漠の植物なので、熱帯のような環境を好むと思っていたのです。サボテンは、雨の少ない乾燥地帯、昼の温度は40度になるけれども、太陽が沈んで夜になれば
、一桁の温度になるような場所が原産地
なので、ウツボカズラのような熱帯の環境下では、すぐに腐ってブヨブヨになってダメになりました。それからです、サボテンの書物などを読み、自宅の屋根の上にある物干し場にサボテン用のフレームを作り、サボテンを育てるようになりました。
当時、今のようなインターネット時代とは違って、珍しいサボテンを購入するには、サボテン業者さんにカタログを請求して、その中からほしいサボテンを注文、小包みで送ってもらう通販形式がメインでした。
あと、今では、信じられない事だと思いますが、昔のデパートでは、屋上に小さな遊園地や、温室などがあったりして、園芸用品の売り場になっていたの
で、デパートの屋上でサボテンを販売などしていたものです。
昔あった、オリエンタル中村と言うデパートの屋上で見た、素晴らしい兜丸!
中学時代の遠い記憶なのにハッキリ覚えていて、腰の低い偏平形、美しく並んだ真っ白な白点、大きさは15Cmほどあり、値段が2万円でした。中学生の自分には、到底手の届かない高値の花でした。ところが、今では、
栽培技術が発達して、昔は高値の花だった珍しいサボテンも、今では、手の届く値段で販売される時代になっています。

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中学時代のカタログでは、ありませんが、自分の実家に残っているサボテン屋さんのカタログです。もう何件も廃業されていて、残念な限りです。左に写っている赤い花の着いたハガキが一枚ありますが、それは、丸栄百貨店の特設会場でサボテンの展示即売会がおこなわれていたときの案内状です。

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そしてこの兜丸が、今月の3日に名古屋サボテンクラブの展示即売会で購入した
直径が20Cm弱の兜丸です。購入金額は800円でした。
今、自分の手元にある(本当は実家)兜丸は、先に紹介した2500円購入の兜丸と、この兜丸の二本になっています。
兜丸は、綺麗に育てるのには、手間をかけて育てなければ、なかなか上手く育たないサボテンです。なのでほったらかしを少し改めて、こまめに実家に兜丸を見に行くつもりでおります。

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